ハッピー家族のアナログゲーム万歳

美瑛の丘のおもちゃ屋さんがお届けする。素敵なおもちゃ物語

対戦型ゲームの逸品 『アバロン』

対象年齢 6歳~

ゲーム時間 約20~30分

参加人数 2人

店長スター ★★★★☆

 

 

どんなゲーム?

フランス生まれの対戦型の知的戦略ゲームです。
オセロや将棋と同じく、運の要素は一切ありません。

しっかりと取り組んで、充実した遊びの時間を過ごせるでしょう。

 

まず、自分の色を白と黒のどちらか選びます。

ずっしりと重みのある玉を

六角形のゲーム盤の自陣(自分側半分)に配置します。

この丸い玉を動かし、相手の玉を先に五つ盤の外に押し出した方が勝ちです。

玉の最小移動数は1個。

最高移動数は3個です。

3個までなら平行移動も可能です。

 

押し出されたら負けなのですから

自然と盤の中央にお互い進むことになり

白組と黒組が衝突します。

 

ここからが醍醐味!

ぶつかった玉は相手より数が多い方が少ない方を押すことができます。

同数の場合は押せません。

また最高移動数が3個なので、3対4でも3対5でも同点とみなされます。

こうして押し合いが開始されます。

六角形の盤は溝が切ってあり

玉は2方向に動くことができます。

ひとつの方向から見ると相手に対して優位でも

もうひとつの方向から見ると相手が優位ということも!

 

攻めているつもりが

まんまと相手のふところに誘い込まれ

違う方向から一気に押し出される・・・

そんなことが起こります。

 

ちょうどいい頭脳戦

将棋やチェスほど複雑ではなく

何手も先を読むほどではないにしても

どうやったら相手を押し出すことが出来るかは

ちょっとした戦略がなくては実践できません。

このさじかげんが絶妙で

我が家では高校生の娘と真面目に勝負しています。

僕が負ける時もありますし

娘が負けた時は泣いています(笑)

それほど真剣に楽しむことができるゲームです。

 

囲碁や将棋のような質感

碁石や将棋の駒をさすときの

あの音、手ごたえ、響き。

アバロンの玉にも共通する質感があります。

「ごとっ」

という大きな石を動かすような独特の感じは

このゲームの魅力のひとつとなっています。

 

お父さんお母さんへ

もし年齢差や能力差が大きい時は

2つの方法でハンディを作れます。

●押し出されてはいけない数にハンデをつける

●スタートの時の数にハンデをつける

この方法で少しハンデをつけることで

小さい子どもでも楽しむことができます。

 

アバロンの玉は飲み込める大きさですから

口に入れてしまうようなお子様がいらっしゃる場合は

プレイ中はもちろんですが、保管場所にも注意が必要です。

 

 

 

 

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